美容基礎知識 美肌メソッド

お化粧品の使用量は効果に最も直結します。

化粧品適量

こんにちは!エステティシャン冨永雅代です。

「おすすめいただいたお化粧品、使っているのですが効果がイマイチ分からなくて・・・別のものの方がいいのでしょうか?」

こうして再度ご相談いただくお客様にお話をうかがうと、ほとんど全てがお化粧品の使い方の間違い、特に使用量の問題に行き着きます。

ご案内している量よりずっと少ない量で使っていらっしゃるのです。

お化粧品は製品選びも大切ですが、使い方も同じくらい大事です。我流になっていないか是非一度見直してみてくださいね。

お化粧品の効果は成分の量で決まる

お化粧品の効果は、成分の量で決まります。だから製品に含まれる成分量、つまり濃度が高いことは大前提。私がお化粧品を作るとき必ずこだわるポイントです。

次に大事なのは使う量。製品の濃度が濃くても、少ししか使わなければ、お肌に入る成分量は、薄いものをたくさん使うのと変わりません。

また、加齢と共に減少してしまう、保湿成分・ハリのもとは "足りていない分" 補う必要があります。

サロンにお勤めし始めた、エステティシャンになりたての頃から、このことに気付いた私は、お店のマニュアルを相当量オーバーする美容材料を使用し、いつも叱られていました。

でもお客様に見違える結果でお喜びいただきたいので、いつも隠れてでも大量の美容成分を使用する様にしていました。お客様にはとても喜んでいただいていましたし、効果が出なければお越しいただいている意味が無いのだから、と思っていました。

今は、自分の裁量で使えますので、量の制限はしたことがありません。おそらく通常のサロンとは比較できない量を使用していると思います。

お化粧品はいい製品を選べばそれでOK、ではないんですね。

老化が進んで、トラブルが出ているお肌は、規定量+αくらいの大胆な使用が必要です。

新鮮なうちに使い切ることも大切

スキンケアを目安を大きく下回る量で少しずつ使ったり、日によって使ったり使わなかったり・・・というような使い方をしていると、開封したお化粧品を長期間保管することになります。

お化粧品は未開封であれば2~3年同じ品質を保つことができますが、開封したものは空気に触れて酸化していきます。

劣化して効果が落ちたり、場合によってはお肌にダメージを与えてしまうこともありますので、決まったサイクルでしっかり使い切っていく意識も必要です。

我流になりやすい洗顔・クレンジング

化粧水やクリームよりも、使用量がいい加減になりがちなのが落とすケア、洗顔・クレンジングです。顔全体にのびればOKと思われることが多いようです。

洗顔・クレンジングの量が少ないと、汚れが落としきれずお肌に残留してしまいます。それが酸化してお肌にダメージを与えたり、スキンケアの浸透を妨げます。

また、泡やジェルの量が少ないとこする事により摩擦が生じ、お肌を傷つけてしまいます。

与えるケアに比べて意識が低くなりやすい落とすケアですが、スキンケアの大切なファーストステップです。使う製品のクオリティも重要ですし、量も確認していただきたいです。

参考→乾燥・敏感肌を改善したいなら、クレンジング・洗顔を見直しましょう。

逆に洗顔・クレンジングが多すぎると、落とすまで時間がかかり肌に負担をあたえたり、何度も何度も洗う過程自体が刺激になります。

落とすケアについては適量を守るか、適量より気持ち多めくらいで使っていただくのがベストです。

使い方、使用量が決まっているのには理由があります

お化粧品には必ず決まった使用量があります。作り手がお肌に働きかけるために必要と判断した量で、実際の効果にも差が出ます。ぜひ守るようになさってくださいね。

いいお化粧品を、ちょっとずつ、時々つかうことほどもったいない使い方はありません!

スキンケアをしていて少しでも効果や使い方に疑問をもたれたら、お気軽にご相談くださいませ。

この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

詳しいプロフィールはこちら

-美容基礎知識, 美肌メソッド