こんにちは！エステティシャン 冨永雅代です。
皮膚にトラブルがある方にじっくりお話を聞くと「生理が毎月こない」と聞く事が重なって驚きます。半年も無い・・と言う方も。
（30代～40代前半の皆様で、閉経には早すぎる年齢です）
生理痛や生理不順は、続くと感覚がマヒしてご本人様の中で『当たり前』になってしまうのかもしれませんが、普通ではありません。
健康な体は、決まった周期に生理がきます。
生理は女性の身体の働きの１つです、きちんと来ないのはどこかに不具合がおきている可能性があります。
共通して、お肌に長年解消しないお悩みをお持ちのケースがあって、
カウンセリングしていく中で生理不順をお聞きする事になります。お肌は内側を表すディスプレイですから。
本日は生理不順とお肌の関係、についてお話しいたします。
生理不順の方のお肌の特徴
まず、生理がこない方のお肌色は健康で美しい肌とはかけ離れています。加えてお悩みに、年齢より老けてみえる、肌のたるみ、大人ニキビなどがあります。
皆様が最も嫌がられる大人ニキビ・・その原因は、真皮層のコラーゲンの脆弱、皮脂分解能の低下、腸内細菌の乱れ、角化異常、ストレスなどが複雑に関与していて、それを長く引きずって、より悪化させておられるケースがあります。
加えてご相談の多い、老化・肌トラブルのサインとして
- 目の下のクマ
- 肌にハリがない
- くすんだ暗い顔色
があって、
さらにマッサージをしたときに、身体のむくみ（張った感じ）ひどいコリがあれば、スキンケアにとどまらず、積極的な内面ケアが必要、と確信します。
お話しをすると、生理（生理痛・生理不順）に何かしらのトラブルがあることがほとんどです。
実はこれ、すべて身体に鉄が足りていない、鉄欠乏の症状なんです。
▼貧血チェックはこちらをご覧ください▼
あなたのお肌からも流出しているかも？鉄分不足（貧血）と肌老化の関係
貧血とホルモンバランスの乱れが原因
血をつくる栄養の不足
生理が来ない最大の原因は鉄欠乏です。体が「これ以上使える血がない！」と判断した時に、節約のため生理を止めます。
貧血といえば、鉄不足が最たる原因ですが、タンパク質・ビタミンC・ビタミンB群といった赤血球を作るうえで欠かせない栄養も同時に不足していることがほとんどです。
現代の糖質中心の食事では、良質なたんぱく質をたっぷり摂ることは難しく、
参考→実は不足傾向？コラーゲンの基礎タンパク質
ストレスでビタミンC・ビタミンB群が大量に消費されてしまいます。
参考→ストレス、神経の疲れがべたべたの原因に？ビタミンBが不足する理由
ストレスとホルモンバランスの乱れ
30代後半からはじまる女性ホルモンの減少。それに加え、ストレス、不規則な生活＆栄養不足などでホルモンバランスが乱れると、女性ホルモンのサイクルで動いている生理にも大きく影響があります。
生理が来ない方に摂っていただきたいサプリメント
生理が止まるほど超不足状態にある身体の栄養は、食事では到底補えません。サプリメントで集中的に摂っていただきたいです。
血液を作る栄養
鉄：言わずと知れたヘモグロビンの材料です。
タンパク質：赤血球の重要な材料です。
ビタミンC：体が鉄分を吸収するのを助けるビタミンです。
この3つは皮膚の弾力を司る真皮層（皮膚の土台）コラーゲンの材料でもあります。鉄欠乏になるとたるみが出るのは、血液が滞って栄養がお肌に届かなくなるのと、コラーゲンが作られない為に不足が生じるからです。
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ビタミンB群：あまり知られていませんが、ビタミンB群に含まれる、B12・葉酸は赤血球の形成に必要で「造血のビタミン」と呼ばれています。
また皮膚の代謝 生まれ変わりには必須の栄養になります。身体の疲労物質を除く働きもします。
ホルモンバランスを整える
ビタミンE:ホルモンの分泌を活発にしながら安定させる働きがあります。若返り、元気の出るビタミンです。
ビタミンEは血行を良くする働きもありますので、生理痛の緩和も期待できます。
先に挙げた、ビタミンCはストレスの解消、ビタミンBは自律神経を整えるので、ホルモンの乱れにも有効です。
生理不順を解消することは美肌にもつながります
鉄欠乏やホルモンバランスの乱れは、生理だけでなく、精神面の不安定、お肌にも影響が出ます。皮膚は解毒ができない、脂質の分解ができないと、ニキビになり、免疫力が低下している為に、赤い、化膿などの炎症がおきます。また年齢とともにターンオーバーが乱れ、１度できたニキビがずっとそのまま・・と言う事も。
そして内面に原因があって、肌が乱れている以上、お化粧品だけで簡単に改善しないのです。
エステに皮膚科、お化粧品もいろいろ試したのに改善しない・・・そんな肌トラブルの原因は細胞を動かす、栄養の不足が考えられます。
年齢肌の悩みを放置すれば、シワ・たるみなど老化現象の進行も早めてしまいます。思い立ったら直ぐ改善する為の行動を起こす事。
それが負の連鎖を起こさない様にする、タイミングの良いケアになります。
鉄欠乏（貧血）は病院の血液検査基準で貧血と出なくても、頭痛持ちであったり、めまいや身体のだるさがある方は
疑われた方がよろしいです。 鉄欠乏があると、酸素が足りなくなって十分なエネルギーが産生できなくなり、大きな病気の引き金にもなります。
また、若い方ですと、妊娠しにくくなったり、年齢を重ねてから更年期症状が強くなったり、と女性特有の様々なトラブルと密接にかかわっていきます。
鉄欠乏は、改善していただきたいと切に思います。
気になる症状があるかた、お話を詳しくお聞きしてアドバイス致します。お悩みの際は私にご相談ください。
この記事を書いた人
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１９７１年3月２４日生まれ ＡＢ型 美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。
→詳しいプロフィールはこちら
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