エステティシャンの心得、技術とは。

こんにちは！エステティシャン冨永雅代です。

これは、京都BALのbulyです。もう、美し過ぎて頭おかしい…と思う店内です。何なんでしょう…

bulyは色々使い尽くして、瓶を置いておきたくなる気持ちが嫌で、香水以外は使わなくなっていて、久しぶりに京都に、新店で使いたいトレーや色々を探しに行ったついでに寄りました。

さて、美容学校卒の新人エステティシャンの技術指導を毎日、ターバンを巻くところからやっています。

今まで独立してからは、多数のエステティシャンに教えたきましたが、ターバンをピシッと美しく、手際良く巻ける人はありませんでした。この様にフェイシャルエステは手数と扱うアイテムが多く、難しいと思ってレッスン中に挫けて辞める人が多い事の理由を、私もやっと最近になって分かりました。人生は勉強ですね。　笑

このタオルを巻く初動で、お客様に不信感を抱かせるか、安心感を持ってもらうかで後の流れは違いますし、ターバンを器用に巻けない人はやはり、不器用で、大した事が出来ず、不快感のまんまエステの時間が終了する事になるでしょう。

私も、フェイシャルエステは、最近は特に殆ど受けていません。受ける事が怖い、ストレスになるのが嫌だからです。

ターバンを美しく巻いて、ポイントメイクを落としてクレンジングをし、スポンジでお顔の筋肉に添って拭き取るのですが、スポンジをくるくる手で回す事も、知ってる人に出会った事が無いという…

私も、これだけを1ヶ月ほどかかって、練習しました。

お客様にお顔を洗ってもらって、ベッドに横になってもらう事もアリですが、エステティシャンの技術の醍醐味を省くのはとても残念で、新人さんは、頑張ってウィッグを使って練習してくれています。

とても、難しい…だからこそ、お客様がわぁ！と感動されたりする手業なんです。簡単なものをあたかも凄いことのように誇張する、バエ時代もいつか収束するのでしょうか。。

でも、メインになるのはこれから…メイクを落とすだけで、大変なんだなぁ…という状況にあります。

そこから、肌質を見て美容液を電気で導入してから、素手から電気を流すエレクトロハンドマッサージがあって…私も32年この仕事をして、続けていけたのは、日々技術や内容を見直してきたからで、基礎訓練にとてもうるさい職場のおかげもあります。それらを覚えてもらうことはとても、先が長いのですが、頑張ってもらいたい！その一心です。

最初はお客様とのコミュニケーションもしかり、覚えることだらけで、とてつもなく大変ですが、身体に入ってしまうと、基礎ができていると、他の商材や機械も容易に扱えセラピー全般を手中に納めることができます。

エステは密室で行われる事で、そこそこの雰囲気でスチーマーをかけたりしているとウトウト眠られるお客様が殆どで、細部に拘らずちゃっちゃっちゃーと行うエステティシャンも多いでしょう…また、高額チケット販売や、やりたい放題…それらの成れの果てがエステ離れに繋がったと思います。

でも、お客様に寄り添い、肌トラブルや、日常の様々なトラブルをお聞きして指南役になる、ゆっくり過ごせる場所がある事がどれだけ心強い存在になるでしょうか…私はそうなりたいと、この仕事に就いた時からやってきました。

それは、技術でお客様が納得されて初めて、始まる関係です。一つ一つの所作を雑に適当にやっていたとしたら、お客様との信頼関係は無かったと思うし、今から一からそれを覚えるとなると重た過ぎますが、若い時なら身体に入っていくのです。

面倒くさくて取り急ぎのことをやってのけて、その場をしのぐ仕事をしていると、先は短いです。皆んなしんどい事からは逃げたいし、簡単に出来ることだけをやっていきたい、楽したいのは、人の本性です。でも、手間暇かけて苦難を乗り越えた後の実りは、何事にも変え難い体感となって、あなたに帰ってきます。これは間違い無いでしょう。

せっかく選んで就いた仕事なのだから、心からエステティシャン、セラピストになって良かった。と思って欲しいと考えています。

私のエステを受けて、やりたいと言ってくださった方は、28年の中で、数えきれないほど？頻繁に沢山ありましたが、習得してくれた人は、桜川でトータルケアサロンエクレをやっていた時にスタッフが数人いたくらいで、現在の形では1人もいません。（何となく学んだ後の人はいます。）先日も、エレクトロハンドがやりたい、学びたいと入った人が、教えていく中で、難し過ぎて出来ないと泣いて辞めていったから、もう封印するかぁ。時代に合っていないのだなぁ…と残念に思っていたところでした。特別な積み重ねが詰まった完全オリジナルテクニックです。

新サロンでは、気軽にフェイシャルエステ　エレクトロハンドトリートメントが受けられるようになります。（多分）ぜひ、お楽しみになさって下さい。

この記事を書いた人

冨永雅代: １９７１年3月２４日生まれ　ＡＢ型　　美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロンエステティックトミナガオーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ　エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。

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