こんにちは。エステティシャン 冨永雅代です。
私がエステティシャンになり、勤務先のやり方だけに満足ができなくなってきた頃、
弟子入りした先生から教わった理論が
「肌も性格も、人は生まれながらの体質に支配されている」
というものでした。
先生の教えが原点にあったからこそ、
一人一人のお客様とじっくり向き合うスキンケアが続けてこられました。
それから20余年、たくさんのお客様に直接お会いし、お肌に触れてきて
経験として、お肌と人柄に関係があるのも実感してきました。
それを踏まえて進めないと結果が出ない事も。
ちょっと手相や誕生日占いみたいに聞こえるかもしれませんが(^^;)
お肌は体内面のディスプレイですし、
性格もその人固有の体と密接な関係にあるのはご理解いただけると思います。
この考え方を「胚葉学」というのですが、
お肌のことを知る一つの目安になりますので、
お肌に関係する性格の基本3タイプをご紹介したいと思います。
自分の世界を大切にするナイーブな人
胚葉学では「外胚葉形」という名前が付いています。
このタイプの人は、
周囲の目を全く気にしない、自分の関心のあることにのめり込む性格か、
まったく逆で、
敏感に周囲の動きを気にして流行を取りいれたりする性格に分かれます。
周囲と一線を画し、自分の世界を大切にする人が多いです。
周囲からはミステリアスな人、という印象を持たれています。
そのため、無理に外に出たり人と関わると疲れ、ストレスがたまります。
ゆったりと、自分の時間をもちストレス解消をするとよいでしょう。
体の特徴
●骨格の細いきゃしゃなモデル体型
●なで肩で、トップバスト、トップヒップは低めの位置
●鎖骨、肩甲骨、関節が目立ちます。
●顔が小さく、切れ長の目と、薄い唇。スッキリした目鼻立ち
●内蔵の働きが弱く、栄養の吸収がわるい
お肌への影響
●良い皮膚で、外からの刺激には比較的強い
●水分不足、代謝が低い傾向で、内側から乾燥したり、くすみが出やすい
●消化器官の働きが弱く、口もと・あごに吹き出物が出やすい
●ストレスがたまりやすいので、内側が影響して、ニキビなど肌にもトラブルが及ぶことも
体質とうまく付き合うポイント
消化器官が弱いので、少ない量の食事を回数を多くとるなど、
血糖値が下がらない工夫を。
巡りが悪いので、こまめな水分の摂取も大事です。
こうした体質とあわせて、ストレスなど
内面からの影響が お肌にも色濃く出るタイプです。
外からのケアだと過剰になりがちなので、スキンケアは基本をおさえる程度で
内面を整えることに集中しましょう。
まじめなしっかり者
胚葉学では「中胚葉形」と呼ばれるタイプ。
粘り強い頑張り屋さん。
まじめで堅実、しっかりしている一方、
何事も一生懸命取組み、決して手抜きもしません。
我慢が限界に達して、感情を爆発させてしまったり、
まじめさから頑固になり周囲と対立することも。
まっすぐな性格が裏返してストレスの要因となります。
また、体が丈夫な体質なので、その分無理をしやすいと言えます。
頑張りすぎないことが大事です。
体の特徴
●筋肉質の引き締まった体型。運動能力に優れる。
●いかり肩、バストはたれやたるみが少なく、ヒップも横に張っている
●手首足首、指の関節が目立つ、がっちり型
●はっきりした目鼻立ち。大き目の頭と、しっかりとしたアゴ(エラの張った顔立ち)
●運動に向いた体のため、運動不足になると血液やリンパの流れが滞りやすく、
貧血や冷え症になりやすい。
お肌への影響
●エネルギッシュな分、オイリーに傾きやすいので
皮脂汚れが原因の毛穴の黒ずみや、 ストレスとからんでニキビになりやすい
●酸化皮脂が発生しやすく、紫外線の影響を受けやすい
●骨格と筋肉が発達している分、頬や目の周囲のたるみ、シワが出やすい
お肌への影響
運動を積極的に行い、ストレスをためないようにします。
お肌は、皮脂のケアが中心になります。
ピーリングや洗顔で、汚れをきちんと落としましょう。
明るく社交的/穏やかでていねいな人
胚葉学では「内胚葉形」と呼ばれるタイプ。
気さくで周囲の環境にすんなりなじめる社交的な性格と、
慎重で、細かなことも気にかけ、
ゆったり余裕をもって取り組む性格の2タイプに分かれます。
「陽気な社交家」タイプの方は、限界以上に活動してしまい、
突然ぱたり、と倒れてしまう恐れがあります。
「ゆったり慎重派」さんは、根が優しいぶん、
些細なことを気に病んでうつ気味になることも。
気分にムラが出やすく、
情緒不安定になりやすい傾向があるので
心のバランスをとることを心がけてください。
体の特徴
●丸みを帯びた女性らしい体つき
●豊満なバストとヒップ。ウエストラインは高く、おなかが前方に出ている
●鎖骨や関節があまり目立たず、手は小さくやわらかい
●あごのラインがなだらかで丸顔、大きく丸い目、厚い唇の小さな口
●消化器官が発達していて、肥満になりがち
●炭水化物の不完全燃焼やカルシウム不足が起きやすいことが
神経系、精神のアンバランスに
お肌への影響
このタイプの人は、 色白できめ細かいお肌をもちますが、
それがトラブルの原因にもなっています。
●外部刺激に弱く、皮脂分泌が少ないので、乾燥・敏感肌になりやすい
●頬の毛細血管が拡張して赤ら顔になったり、 日焼けで炎症を起こす
●肥満から顔にだぶつきが出やすい
●肌の老化が進みやすい
体質とうまく付き合うポイント
内面はカロリーコントロールが鍵です。
食事は緑黄色野菜を中心に、しっかり噛んで食べましょう。
スキンケアは、元々きれいなお肌なので、
保湿・保護でいい状態をキープすることに重点をおきます。
さいごに
3タイプのうちどれかにぴったり!という方より
いくつかのタイプにまたがっていることが多いと思いますが、
性格とお肌、そして体質のつながりがお分かりになりましたでしょうか?
体質は生まれ持ったものなので、後から変えることはできません。
だからといって、あきらめる必要はありません。
自分を理解し、合わせて付き合っていくけばいいのです。
お肌のことでお悩みの際は、ぜひご相談下さい。
その時の体調や環境など背景もお聞きした上で、
お一人お一人にあわせたアドバイスをいたします。
この記事を書いた人
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1971年3月24日生まれ AB型 美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。
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