こんにちは！エステティシャン 冨永 雅代です。48歳現役エステティシャンです。21歳でエステサロンに勤め始めました。現在は、オリジナル化粧品の販売もしています。
今から書く内容は、エステティシャンとして、プロとして、長きにわたり生計を立てられる、お客様に支持される様になるためには、何に注力し進んでいけば良いのか、です。アンチな 内容も、全て経験談です。
エステティシャンの悩みは、1番に売り上げが上がらない。でしょう・・その悩みの原因について・・料理の味が不味いレストランには行けません。サロンワークについては、技術です。根っこに立返って、参考にしてもらえたら幸いです。
目次
エステティシャンが騙されやすいこと【要注意！】
最初に、エステティシャン・セラピストに限らず、フリーランスでお仕事をすると、特別な人以外は大抵頭打ちになり、悩みます。それを「このセミナーで売上倍増！」だったり、自己啓発セミナーに逃げ、仲間と楽しい時間を共有する一時的な幸せ感で誤魔化すのは止めましょう。お金をそこに継ぎ込む事は、短略的過ぎます。物事の本質や筋道を深く考えずに、悩んで結果に焦り、困っているからと、性急に結びつけて勝手に解決しないでください。
モチベーションが上がり、一時的に売り上げが上がるかもしれませんが、それはたまたまです。根本がしっかりしていないと、また時が経てば必ず悩みます。
最近SNSでもそういった広告を良く目にするようになりました。飛び道具はありません。自分のことは自分にしか分かりません。自分の仕事も自分の力でやっていくしかありません。
エステティシャン 動機＆現実
さて、皆さんエステティシャン （セラピストとは、呼び方の違いとしましょう。）になろうとした動機は何でしたか？？勉強が嫌いだから手に職を、綺麗になりたいから、人を癒してあげたい、子育てが終わったから新しいやりがい探し・・夢や希望、目標を持ち、美容学校（スクール）に行ったのに、プロとして働いている、または独立し生計を立てているエステティシャンは非常に少ないです。。悩みから、評価されないストレスが加速し、継続不可能、廃業。。となってしまいます。
ひとつは、スクールがお客様の気持ちに添った、内容とは違ったもの。現場で役立つ、という視点で考えられていない、スクールの営利目的という問題があるでしょう。
私がエステティシャンになりたいと思った理由は、エステに通っていて、エステが大好きで、サロンに勤務したら、毎日エステしてもらえるのかなぁ・・という、訳の分からない動機です。
実際に勤め始めてからは、雑用ばっかりでした。でも辞めようとは思いませんでした。雑用に意味があるんだなぁ。。と思い頑張りました。技術を教てもらうにつれ、プロとして、お客様に喜んでもらうには、丁寧に心地良く感じてもらう接客と、技術について、いつも考えるようになりました。お化粧品の扱い方、スポンジのふき取り方、タオル・・全てにおいてプロらしく。喜んでもらいたい！がどんな時も私の根底にあります。仕事は趣味と違い、お金をいただきます。500円でも1000円でも1万円でも、無料とは雲泥の差です。お客様が求めておられる事、期待が発生します。それに想像よりずっと！を叶えることがプロだと、片時も忘れずに仕事をしています。
動機や目標は関係無いと思います。気持ちを持ち続け、成長していくことが大切です。
もちろん、続けていると良いことばかりではありません。どうして私が、と思うトラブルに巻き込まれることもあります。でもこうしてエステの仕事を今もやっています。乗り越えられずに辞めてしまう事も選択肢にありますね。私の場合はお客様に恵まれた。に尽きますが、縁があったんだと思います。
勤めていた時と、独立してからは、責任が違いました。スタイルが変わりました。（サロン勤務時代は、やっている事がとても古臭く、ダサかったです。）より精度を上げることが当然と、どんなにしんどくても、そんな事をおくびにも出さないようにする事が１番しんどくて、スッピンでボサっと出勤できたらどんなに楽だろう。。と良く思いました・・笑
売り上げが上がらないのは何故？ エステティシャンは技術が命。
エステティシャンの仕事は、お越しになったお客様を笑顔でお出迎えし、お話をし、技術を施し、アドバイスを行って、お見送りする。お客様と過ごす時間がマンツーマンで、ボリューミー。通っていただく事が前提ですので、お客様との気持ちの疎通にも、パワーが必要ですし、重労働で肉体を酷使します。・・かつどんなにしんどくても、軽やかに涼しげによそおいつつ、常にお客様への気配りが必要です。またカウンセリングにより、お客様のご状況を把握しながら、ホームケアのアドバイスができること。一方的では無く、お客様の求めてらっしゃる事を察知した上で、です。
でもホームケアのアドバイスに辿り着くには、お客様を満足させられる技術力が最も必要になります。ここが根っこです。エステティシャンは技術が命です。ここを押さえておかないと、ずっとグラつき、迷いますし、どんなにお客様の為を思ってアドバイスをしたとしても、聞く耳を持ってもらえず、「売りたいんや、、売上か。。」と思われてしまいます。
付き合いで、断りにくいから。。と買って下さる事も数打ちゃ、あるでしょう。でもそれでは続きません。
技術が下手で、話が上手い、よりも技術が上手で、口下手の方が、製品は売れます。売り上げは上がるのです。
技術についても探求しないといけない事が幅広くあります。私の場合はフェイシャル専門店に就職して、2.5年後独立してからボディケアについて習得し、今はフェイシャルしかしていません。
範囲がものすごく広いので、できるだけ早いうちに集中して学びましょう。売り上げが上がらないからとメニューの数を増やす前に、１つを極めましょう。
上手く行けば、私の様に子育てをしながら、できる仕事です。今となっては、若いときに無我夢中でやってきたことが、今糧になっているなぁ。。と思います。
エレクトロハンド 技術を最大に活かす
エステやセラピーの基本は手から施す癒しです。素手ほど人の身体や皮膚に添うものはありません。でも通っていただくには、結果が必要で、そのためのメニューの選定は重要です。ハンドテクニックを活かし、素手から低周波を流し、お化粧品のアプローチとマッサージの気持ち良さを１度に全て体感できるエレクトロハンドを私は選び、オリジナルメソッド スキンケアリフトとしてお客様に提供しています。
エステに通っていただくこと
貴重な時間を作ってご来店、ベッドの上に、数時間横になる・・エステは時間がかかります。費用もかかります。それでも楽しみに行きたい！と思ってもらう為には、見違える肌変化（結果）と心の満足が必要です。
時間をかけて技術を行うエステティックだからこそ出せる結果をお客様に感じていただいてこそ、次の来店があるのだと思います。美しくなるためにやる事が、世の中にどんどん増え選択肢も多くあります。その中でも選んでいただくためには、お客様が満足し、通いたいと思っていただく事しかありません。
警告！！飛び道具などありません！
集客コンサルタントに騙されないで・・集客に困ったからと、それを安易に解決する方法を探すのは間違っていませんか？！
そんな事を売り物にする人は、教える前に、自分でやれば良いのです。そんな飛び道具はありませんので、これは警告です！また基礎がきちんと出来ていないのに、お客様を呼んでも、定着される事はありません。
集客の方法など誰も知らないし、ノウハウなどありません。もし、それが数千万で売られていたとしたら、大手が飛びついて買うでしょうね。
他力本願になる前に、自分のサロンについて、技術について、通いたいと思うか、自信を持って人に勧められる内容か、など見つめ直しましょう。
集客・広告
どんなに良い技術でも、お客様に知って頂いて、通って頂かないと、継続して運営をしてくことは難しいです。でも、女性で美しさを求めない人は無いでしょう。１人のお客様に心底喜んでもらえれば、その方に真摯な姿勢で接していれば、リピートされるでしょうし、自然と口コミは生まれます。
大きく広げたいと思うと、広告宣伝費を投入して、という事になると思います。それについては私は経験がありません。またそれが安易な時代は終わりました。個人サロン、自宅サロンで、安定した売り上げを築き、お客様にお喜びいただける方法を、その方に合った方法でお教えしています。
SNSで情報発信は、費用もかかりませんし、サロンのユーザー様に合わせた何かをやっていきましょう。その際も更新が目的で、プライベートな事ばかりの内容にしてしまうのは、考えものです。
地方であれば、広告も安価で出す事が出来、都会よりも集客がしやすいメリットがあります。
大阪市内は難しいですね。賃料も高額ですので、始める前に良くお考えになった方が・・
私は、自宅サロン、技術者として満足の売り上げを上げられる様に、アドバイスする事にコミットしています。価格設定、広告の出し方、お客様への伝え方、製品選び、それは多岐に渡り、スクール終了後も継続してアドバイスをしています。
１からエステの仕事で独立開業をお考えでしたら、この仕事以外も考えてみては、と思います。
エステティシャン 話し方
早口だったり、変な敬語は、お客様に安心していただくことはできません。正しい言葉使い、きれいな話し方について日頃から心がけましょう。私も改めて、そう思っております。
エステティシャン カウンセリング力
カウンセリング力って何でしょう。。私の場合はいつもお客様に一生懸命に、お役に立つにはどうしたら良いか、必死に考えました。人によっては静かにサロンで過ごしたい方もあります。賑やかに話されたい方も。皆様それぞれ。。
気持ち良く接し、どうしても必要なアドバイスはお伝えし、お客様の方から質問して下さるような、信頼関係を作るように心がけてきました。
この人に言っても仕方ないかな。。と思われてはいけません・・し、不要なアドバイスをお伝えして不快にしてしまってもいけません。個体差に合ったサービスが必要です。すごく難しいですが、通っていただいて築いていくものですね。
身だしなみ
エステティシャンの顔や表情はお客様の注目の的です。顔や肌が綺麗なエステティシャンは得です。でもそれだけではもちろん、継続して食べてはいけません。
でも、職業ですから、健康について、全身の心配りは習慣の様にやっていかないといけません。
もし、貴女がエステに行こうと思ったら、疲れ果てた、ボロボロのエステティシャンにやってもらいたいでしょうか？？いつも客観的に見る必要があります。過労はあるでしょう、私はそれをサプリメントでケアし、その経験をもとに、お客様にサプリメントをご案内しています。私のサプリメントの月々の売上高は、個人サロンが目標とする売上以上にあるんです。
しんどい仕事です。でも上手くやっていく方法はあります。商品はお客様から求められ、使ってもらう事。技術力のあるエステティシャンの仕事の一部です。お客様にお喜びいただく要素の一つだなんです。
爪は短く切りそろえ、爪の周りの硬い部分は柔らかく、お客様の肌に触れたときにいつも滑らかになるように整えておきましょう。
エステティシャンはいつもお客様にとって、気持ちの良い、パワーを与える存在でなければいけません。メイクは技術者がキレイに見える様に、そしてナチュラルに。肌については疲れていて、良い状態がキープ出来ない事もあるでしょう。。でも最良の状態に生活習慣を整え、姿勢良く、イキイキとした佇まいになりましょう。
髪の毛が顔にかかっていたり、施術中触れないといけないような乱れがあってはいけません。
私もゴムでしっかり結び、毛がふわふわしない様に、ゲルで髪をピタッと、この年でもやっています。
サロンの環境
エステティックサロンは、非現実空間に・・環境によって、その準備が出来ない方もあるかもしれません。それでも徹底的に無駄なものは置いたりせず、お客様がリラックスできる環境を整えましょう。照明や、音楽にも配慮は必要で、清潔感、衛生面には徹底的に配慮しましょう。
画像は、私のサロンです。お客様が来られるたびに、床もピカピカに磨いています。↓
不要な紙袋や段ボールが、お客様の見える場所に置いてあるとすれば、直ぐに処分しましょう。
これぐらい良いかな・・と思う甘えを捨てることで、より貴女へのお客様への信頼が増すと思って、努力しましょう。
エステティシャン 資格
評価をするのは、お客様。お客様が喜んでおられて、通ってくださっていて、アドバイスを求められて、製品を購入して下さる。十分な手ごたえがあるのであれば、資格は不要かも。。と思います。
私も、技術については、お客様に入るようになってから、資格というのがどういうものか知らなかったので、行くべき、ディプロマ欲しさに、スクールに通いましたが、今考えれば、机上の空論で、インストラクターの方が現場を知らない方でギャップを多く感じてしまいました。（教えているから、現場経験が無い、もしくは、現場で食べていけなくなって、教えている）
そこで知り合ったお友達と、技術の共有をしていた時期もあり、それについては良かったです。技術や接客など、お客様に対しての事で学べたことはゼロでした。と言い切ります。
自分でアンテナを張り、興味があることは手当たり次第、試し、取り入れたいと思ったら、直ぐ交渉する。というスタンスがやっぱり、お客様に喜んでもらえたし、意味があったと思っています。そのための単発の講習会や、サロンへ通う事は惜しみなくやってきました。いつもどうすれば、お客様の気持ちになれるだろう。。と考えていたし、それが売り上げに直結しました。昔も今もそうやっています。
実際問題、エステティシャン協会の資格を取る前から、指名のお客様がまぁまぁあったし、テキストに向かって勉強している時間など無かったんですよね。。
教える。。となるとカリキュラムを決めテキストを作って、、とするとスピード感が薄れますし、お客様の声を反映していない事が多く、その辺りが一辺倒というか、また個々のスキルの差を見極めて指導しないと、確実な武器として、技術者に刻まれない、難点があります。
スクールに大枚を払う前に、「それを学べば、確実に売り上げは伸びますか？」と質問してみてください。私は確実に売り上げが上がる様に責任を持って指導しています。なので、置かれている状況をカウンセリングした上で、難しいと判断した場合は、そうお伝えしています。
お客様の心をしっかりキャッチしている技術者は資格に右往左往している時間はありません。お金を払われるお客様はディプロマでは騙せません。基礎知識を持つことは必須です。でも手探りではいけませんし、ディプロマを見て通うかどうか決めるお客様は多分いません。
お金が使えるお客様は、それなりのポジションにおられ、世の中を分かっている方が多い。です。
個々のスキル、置かれている環境、サロンのスタイルなどを十分にカウンセリングした上で、コンサルティングしています。サロン運営についての悩み、迷いがある方のご相談をマンツーマンで行っております。個別のアドバイスだからこそ、生きると思っています。大人数のスクールで時間をかけて学んだのに、効果が出ない、掴めない。自分のものに出来ない。では意味が無いと思っています。
過去記事＞＞エステティシャンは何のために存在するのか。
お客様に喜んでもらう事が、やりがいになります。この仕事で生計を立てられるように、お客様から支持される技術・カウンセリング力を学びませんか？
体験コースはこちらから＞＞＞
この記事を書いた人
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１９７１年3月２４日生まれ ＡＢ型 美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。
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