こんにちは!エステティシャン 冨永雅代です。
私は冬だからといって冷えたり風邪をひいてしまうことを"仕方ない"とは思っていません。それはお客様に触れる美容のお仕事に関わっている、職業として、自分の体はしっかり管理しておきたいと思うのと、風邪のしんどさが嫌だからです。
冬になると、『寒いから』と気候のせいにして、対策は手軽に買えるグッズ任せ…という思考停止が目につきます。そうなると、自分の体の声が聞こえなくなり、体が本来持っている免疫力がどんどん弱くなってしまいます。
放っておくと容易に、老化は進みます。年齢を重ねても美しい人というのは、自己管理に長けて、お肌も強く健康です。そんな体を作るための重要な基礎が体温を上げて免疫力を高めることです。
冷えるのは筋肉が衰えているから
外からくる気温の寒さと、内側からの体の冷えは混同されやすいのですが、体の冷えは冬のせいだけでなく、老化と筋肉の衰えが引き起こしています。(そういう方は実は夏も冷えているのですが、今度は夏の暑さで自覚が難しいので気づきません)
本来、冬は外気の寒さに対抗するため脂肪が燃焼しやすく、代謝が良くなるはずなのですが、着込むことで燃焼力が機能せず、合わせて老化や運動不足、ストレスで筋肉が減ってしまい、代謝が衰え、冷えで筋肉がこわばり、脂肪頼りになっていきます。
日本人の平均体温は36.6℃~37.2℃と言われています。ご自身の体を知るために、ぜひ体温を測ってみていただきたいです。
温めグッズは逆効果
ホッカイロや蓄熱靴下が大人気ですが、これらのグッズに頼ることで体はますます燃焼する力を失い、代謝が低下してしまいます。安易な対策によって、自分の体の状態を把握できなくなるのは問題です。
体温低下と免疫力の関係
体温が1℃下がると、免疫力は30%下がる…聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
筋肉が弱り体温が下がると、血のめぐりも鈍くなります。免疫機能を持つ白血球は血液に乗って体を巡回しているので、血行不良になると動きが制限されて、病原体から体を守り切れなくなっていきます。
体を温める筋肉の育て方
効果的な入浴を実践する
血管は全身を巡っています。カイロや温めグッズでは体の一部が一時的にしか温まらないので、効果が限定的です。お風呂は体全体を一度に温めることができるので効率よく血行促進ができます。
最低10分は連続して浸かること、42℃くらいの熱めのお湯を使うことがポイントです。天然塩を一つかみ入れると効果が高まります。
ストレッチで筋肉を目覚めさせる
ハードな筋トレは続きにくいですし、疲労物質の解消の問題もあるので、何もしていない方にはまず、緩やかなストレッチがおすすめです。
ストレッチは、普段使わない内側の筋肉にも働きかけるので、体の内側からの温めにもってこいです。
熱源を糖分からタンパク質へ切替える
糖分は血糖値を上げる瞬発力は凄いのですが持続性に欠け、ビタミンやミネラルを消費して燃えるため体の老化も早めてしまいます。緩やかに時間をかけて熱を生み、筋肉の材料にもなるタンパク質を積極的に摂りましょう。卵・チーズなら気軽に始められますよ。
手軽さと引き換えに失うものがあります
一見便利で消費者のニーズを満たしているように見える製品程注意が必要です。表面的な不満だけに焦点が当てられ、手っ取り早く、簡単に良く売れるから販売する。。。美容と健康の基礎になっている本質的な体の働きまで配慮していないからです。
今日、私がお伝えしたメソッドは、当たり前すぎてつまらない、と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、その当たり前のことほど、毎日の継続は難しいです。簡易で便利なものが世の中にあふれているから。
忙しさの中で、なかなかできない、その隙間にお手軽な商品や情報が流れ込んでくる、というのが現状ではありませんか?
不調やトラブルが起きている時こそ自分の体と向き合って、本当に必要なものは何か、ゆっくりと考えてみてください。サポートが必要でしたら、お気軽にご連絡くださいね。
この記事を書いた人
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1971年3月24日生まれ AB型 美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。
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