こんにちは!エステティシャン 冨永雅代です。
今から2月にかけて、空気の乾燥や寒さによるターンオーバーの停滞で、お肌が強烈に乾燥する方が増えてきます。水分も油分も枯渇してカサカサ、かゆみも感じる・・・乾燥が不快な加齢によるトラブルの中でも不快感が生じますので「早く何とかしたい!」と思われますよね。。
冬の環境は、外的要因が引き金になり、焦りますね。。でも普段のスキンケアや内面ケアの間違いや不足のもともとあった問題が、空気の乾燥、冷たい風で、表面化した、というケースがほとんどです。冬はホルモンバランスが乱れやすい季節でもあり、実はそれが年齢乾燥肌の隠れた原因でもあるんです。
女性ホルモンの減少と乾燥肌
女性ホルモンは、お肌のうるおい保つために重要な役割を担っています。
●エストロゲン:角質層のうるおいを保つ。コラーゲンの合成を促進する
●プロゲステロン:皮脂の分泌を促進する
この機能が落ちてしまうと、保湿をどれだけしてもうるおわないカサカサ乾燥があらわれてきます。内側からのトラブルなので、スキンケアだけでは改善しきれないのです。
寒さとホルモンバランスの乱れ
閉経前後は卵巣の機能低下にともなって女性ホルモンが減少していくのに加えて、冷えやすくなり、更に冬の寒さはホルモンバランスを乱してしまいます。
卵巣が冷えると、女性ホルモンの分泌が低下します。やっとホルモンが生成されても、寒さで血流が停滞していると、必要な場所まで運ぶことができなくなってしまうのです。
女性ホルモンがうまく働かないことで自律神経が乱れ、さらに冷えやすくなるという悪循環も生まれます。
ホルモンバランスを整える乾燥肌対策
タンパク質・コレステロールでホルモンの材料を補給する
ホルモンバランスの乱れは、栄養不足も原因の一つです。タンパク質・コレステロールがないと、ホルモンをつくることができません。冬太りが嫌だからと野菜ばかりの低栄養な食事を続けていたり、逆に本能からとりあえずの熱源として糖分や脂質ばかりに手を伸ばしていませんか?
また、タンパク質は冷えにくい体づくりに欠かせない栄養なので、優先的に摂ってください。
体を内側から温める
本当に、何度も何度もお伝えしていますが、夜の入浴だけは毎日当たり前にしていただきたいです。。自律神経が整いホルモンバランスの乱れにも有効ですし、よく眠れるようになるのでホルモンの分泌も活性化します。
その他の詳しい方法はこちらのページをご覧ください。
参考→冷えは克服できます。簡単で美肌効果も抜群。3つの見直しポイント
気づきにくいホルモンの大きな影響力
女性なら生理や閉経の際に大きな変化を実感していらっしゃると思いますが、私たちの体、精神は見えないホルモンに影響されて操られています。
自然な体の働きに逆うことはできませんし、薬や道具で矯正することは不可能です。自然の仕組み・道理に合わせて、必要なケアをすることで正しい流れを維持する、という考え方を自分の個性をもとに選択し実行していただきたいです。
そうした本質的なケアは、肌・髪・体・精神すべてに通じますので、効率的でもあります。
複数のトラブルに悩まされている、お肌にとどまらずお困りのことがある、そんな方はぜひご相談下さい。表面個々のトラブルにとらわれず、全体から問題を見つけて、改善までのご提案をさせていただきます。
この記事を書いた人
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1971年3月24日生まれ AB型 美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。
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