蒸しタオルで顔を温めるのは危険です。

こんにちは！エステティシャン　冨永雅代です。

美容家電のスチーマーや、ホットクレンジングなど、温めるスキンケアは、冬場に人気のピークですね。寒くなるこれからは、より注目されますね。でも温める事が全て良いのではなくって、温め方によっては注意が必要です。

気軽に0円で始められるので人気なのが、蒸しタオル（ホットタオル）で顔を覆うというもの。ですが、これはエステティックの現場でも神経を使う部分です。私はエステを受けに行き、ホットタオルで肌が火傷状態になった事が何度もあります。

ですので、蒸しタオルの扱いには十分気をつけていますし、取り扱いを知らないエステティシャンが多く、いつも予め「ぬるめで」とお願いしています。効果を感じるどころか、火傷をしカサカサになる事で、後、色素沈着を起こす事だってあるんです。

温めることの意義と、どのように温めケアを取り入れたら良いかご案内します。

スチーマーで温めるスキンケアの効果

スチーマーで温めるケアはエステでも必ず用います。

トリートメント中、スチーマーで温める事は、肌に透明感が増し、明るくハリのある肌をお客様に感じていただく事ができます。マッサージや、その他の工程の意味が深くなります。温めることで血流がよくなり、お肌の代謝もアップします。トリートメントの効果をより促進するためにスチーマーは必ず用います。

スキンケアの浸透もＵＰします。

温かい蒸気が加わると、リラクゼーション効果が増し、水分を含んでお肌が柔らかく明るくなり、透明感が出てプリンとした肌になります。エステティックの基本道具、スチーマーはこの役割をしています。

気軽に取り入れられる温めケアとして口コミなどで広がっている蒸しタオル・・レンジで高温にした蒸しタオルを顔にのせる、というもの。毛穴が開いて汚れが落ちる、スチーム効果がある、などなど、良いことずくめのように言われています。

ですが、私はおすすめしません。むしろやめていただきたいです。実際、肌が火傷を起こしガサガサになったり、乾燥してどうしようも無くなったり、される方の声を沢山聞いてきました。

薄い顔の皮膚は、皆さんが思っているよりずっと簡単に火傷を起こします。私も施術で蒸しタオルを使いますが、細心の注意を払います。（先程書きましたがエステティシャンでも蒸しタオルの扱いを知らない人が多く、熱過ぎたり、肌をしっかりODTできずに意味がなかったり・・恐いことです。）

皮膚が薄くなってしまっている年齢肌、敏感肌の方は尚更です。熱いタオルで、赤みが出てヒリヒリした経験はありませんか？これは火傷です。温めて得る恩恵よりも、ダメージが大きくなってしまいます。

お肌のバリア機能が破壊され、乾燥します。火傷の後は、色素沈着が起き、その部分は紫外線に対する抵抗力が落ち、シミやトラブルの大きな原因になります。

皮脂分泌のバランスが狂い、ニキビ・ブツブツの原因になる事もあります。

ニキビや、敏感肌の赤み、日焼けなど、炎症が起きている肌は、決して温めてはいけません。血流の増加でますます炎症が悪化します。何でも温めたらいい、というものでもなく、見極めが必要です。

基本の理論は正しくても、そのあとの提案（お手入れ方法だったり、化粧品の効果だったり）が、曲がって伝わる、こじつけでじかない美容情報が多くあります。コストがかからない事ほど、口コミで広がりやすいです。

年齢を重ねてダメージを受けやすくなっているお肌に、なんでも挑戦する体力はありません。

情報はご自身の肌に合うか、吟味して取り入れてください。お肌のこと、お手入れのことでご不明なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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エステ使用の肌への優しさをご実感ください。

マンツーマンでエステティシャンの指導を行っています。

冨永雅代: １９７１年3月２４日生まれ　ＡＢ型　　美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロンエステティックトミナガオーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ　エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。

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