こんにちは！エステティシャン冨永雅代です。
先日、お顔のニキビについて、ホルモンバランスが悪いからできるのかな？と仰った方がありました。お客様では無いのですが、健康の話になる事は多くて、医療従事者の方だったのですが、お顔のニキビに迷走しておられるようでした。
ホルモンバランスが悪い、というのは、あまりにもざっくりし過ぎていて、改善の道標が無いように思います。
ホルモンの分泌は全身の多くの場所で行われていて、身体の恒常性を保っています。100種類以上あって、それぞれ異なる働きで、バランスを保つ役割をしていて、見えないけれど流石神の域の人の身体だなぁと思います。
そんなところまで介入しようとする前に、ストレスが身体に負担をかけると、心身ともに乱れを感じ、体内でホルモンも必要に応じて分泌しないといけなくなり、負担になるので、過労し過ぎ無い事、疲れたら身体を休ませる事、しかるべき栄養を摂る事がまず大切だと思います。いつも言っている睡眠の質と量も重要です。生活習慣などを改善する為に必要な所まで落とし込む必要があるのに、ホルモンが〜と言うとやりようが無く、彷徨ってしまうのでは無いでしょうか。
ストレスは大きく分けて４つに分類できます。
物理的（高温や低温、湿度、騒音や振動など）
化学的（酸素の欠乏、薬害、栄養の不足など）
生物的（病原菌などの病気や睡眠不足など）
精神的（人間関係や、精神的な苦痛など）
どれもお身体に負担があります。このような負荷を身体に与えるから反応として、肌荒れやニキビができたり、風邪を引いたり、ぎっくり腰や集中力の低下で事故や怪我になるのです。
ホルモンは身体の恒常性を保つために、必要量分泌されるように、適切な時期に適切な量など、恐るべき神がかった身体の機能ですが、身体が休息できておらず、過労し続けた場合、ホルモン分泌能も疲弊し、言う事をきかなくなるでしょう。
お顔のニキビは鉄欠乏のサインが殆どで、ホルモンバランスが乱れる前の、身体の反応、皮膚は体内のディスプレイですから、見当違いの所で、考え込まずに早く治してほしいなと思います。皮膚やお身体についてのご質問もお受けしております。
この記事を書いた人
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１９７１年3月２４日生まれ ＡＢ型 美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。
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