こんにちはエステティシャン冨永雅代です。
手荒れや肌荒れ、湿疹や皮膚乾燥を起こす可能性が高い、皮膚が敏感、過敏な方が反応を起こしやすい、洗浄成分(界面活性剤)について、書いていきます。頭皮も同じくです。
私の住む大阪では、多種多様なオーガニック化粧品を目にします。新しい製品がどんどん追加されて、外に出るたびに新しいブランドを見つけてしまいます。
ハンドソープやボディソープ、シャンプーは毎日家族で使うのでなくなる頻度も高く、試してみようかなと、成分表記を見ると、え?となる、高級アルコール系の界面活性剤(洗浄成分)が使われていて(ベビー用にも入っていたりします。)嘘やん、、とオーガニック化粧品の概念のあやふやさ、というか、肌が敏感で弱い方が、一度肌荒れを起こすと数ヶ月〜一年それに苦しむ事をぜんぜん知らないんだなぁ…と残念になります。また、抜け毛や頭皮のトラブルも同じくです。
肌が弱い方、手荒れに苦しむ方、抜け毛や薄皮が気になる方は水の後に表記される成分をチェックして下さい。
ラウリル硫酸Na(ナトリウム)
石油精製時にできる廃棄物。とても扱いやすく、コスト安で、製品作りにやりやすい界面活性剤です。シャンプーや洗顔、各種洗浄剤に使われています。毎日使っていると、肌が弱い方は肌荒れを起こしたり、シャンプーでは毛髪の発育障害になる恐れがあるのに、育毛シャンプーにも良く使われています。(※知らないユーザーが可哀想で、恐ろしいです)分子が小さいため、経皮吸収により、皮膚浸透し、脳、心臓、腎臓、肺に蓄積され、障害を起こす危険性が指摘されています。
※毛が薄い、抜け毛など、深刻な悩みを持ち、シャンプーや育毛剤や奮発して買ったのに、よりトラブルや悩みを挑発するようなシャンプーを当てはまるなんて、信じられませんが、良くあることです。美容師さんも知らないし、製造側もそれに注目して作らないと、製品作りはパッケージやマーケティングに重きを置くものなので、中身は見えませんし、また、殆どのユーザーがイメージで商品を購入します。
今もこれからも、皮膚や頭皮に負担のある洗浄剤(シャンプー)は容易に製造され続けます。特にシャンプーで最も重要なのは、豪華な美容成分の配合ではなく、害のある洗浄成分を使わない事です。
シャンプーの主成分は水が5~7割、界面活性剤が3~4割で、ほとんどをこの2つの成分が占めています。美容成分の配合はそれぞれ1%以下でしょう。ですのでここにあげた界面活性剤の影響は大きく、安全性を確かめずに使用していると、粘度があり頭皮に残留することも良くあり、かゆみや炎症から、抜け毛などのトラブルを引き起こしてしまう恐れがあります。
広告や美容師さんの説明や、世間の広告は売るための、毛髪にセンセーショナルな、夢を感じさせる美容成分の紹介でしょう。あんまり、頭皮について考えてないと思います。ですが、シャンプー時に、そういった美容成分を用いて、毛髪頭皮に浸透させ、効果が得られると思いますか?美容成分は至適量を時間をかけて浸透させる物質です。飲むのではありませんから、、ですので私的には不可能という見解です。
ラウリル硫酸塩
特に毒性が高く、脂肪を取り除く効果に優れた界面活性剤なので皮膚が乾燥して荒れます。ニキビ肌の洗浄剤で、ニキビのために使って肌が乾燥してボロボロになり、将来的に凸凹になるのは恐ろしいです。悩みの末に、対応したがためにより悩みが深刻になる、残念な事です。
スルホン酸Na
ラウリル硫酸塩Naが危険度が高い事で、代わりに用いられる成分ですが、こちらも洗浄力が高く、肌刺激も強いです。植物由来ですが、構造的に石油合成系界面活性剤と変わらないでしょう。
ラウレス硫酸TEA(トリエタノールアミン)
肌への浸透性は、ラウリル硫酸塩より軽減しているが、洗浄力が高く不必要に脱脂し、皮膚刺激を起こす界面活性剤
上記を毎日繰り返し使うこと、洗浄剤の危険性はそこにあります。被害が積み重なって、気づかない期間があり、トラブルにつながっていくのです。
生分解性が高く、皮膚に優しく、毒性がない洗浄成分アミノ酸系のココイルグルタミン酸TEAと天然香料を使ったシャンプーを選んで欲しいです。
ラウロイルメチルアラニンNa
アミノ酸系の界面活性剤で、ナチュラル系のシャンプーにもよく配合されている泡立ち等優秀な成分ですが、私の感覚では洗浄力が高いので、皮膚が敏感で乾燥しやすい方、成分表記の前の方にある場合は、配合量が多く特に注意が必要です。
当店では、洗浄成分にこだわった頭皮に優しいシャンプー、洗顔料しかご紹介していません。
上記の界面活性剤を用いたシャンプーや、ソープをを使われている際は、せめて液体のまま頭皮に直接つけず、良く泡立ててから使うようにして、残留が無いよう洗い流すことに気をつけてください。
香料も、毎日使うものなので、気をつけて欲しいです。化学物質を浴びるように取る事は健康被害、活性酸素のもとになります。
香料
天然の香料は、高価で安定性が低く、鼻にガツンと来る香りは出せません。合成香料の危険性は高いアレルギー、内分泌かく乱作用など、避けたい成分ですが、柔軟剤やルームスプレーなど、日常的に使われている方も多いです。香害もまた、企業と人と社会のトリレンマなのでしょうか…
この記事を書いた人
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1971年3月24日生まれ AB型 美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。
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