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エシカル消費について、勉強会で聞いた事。

こんにちは!エステティシャン 冨永 雅代です!
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先日、牛肉(食)についての勉強会に参加してきました。倫理(エシカル=ETHICAL)という言葉を初めて耳にして、興味深く聞き入りました。
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写真は、北海道様似 駒谷牧場の完全に放牧して飼われている牛です。このように、牛を完全に放牧し、牛にとってストレスの無い飼い方、生態系に合った(運動し、草を食べる)育ち方をすると、人が好む、美味しいお肉(サシの入った発色の良い)とは、かけ離れていくそうです。

筋肉質で固く、色が赤黒っぽい。サシが入らない。ビタミン豊富な草を食べる事で、脂が黄色っぽくなるそうです。

放牧牛とパッケージにシールが貼ってあっても、日本では放牧の定義は無く、『放牧飼育』は殆ど行われていないそうです。

こういった情報の操作と言うのでしょうか。消費者が好む様に変えて行く、その職業に就いたのであれば、真実は入ってくると思いますが、それは、有利になる様加味し、上手に伝える事に流され、儲かる方、楽な方に右へ倣えしていく・・お金に目がくらむ事もあるのでしょう。。

最近は『何が本当かわからないなぁ。。』と疑う気持ちが消費者に定着してきた様に思いますが、それでも露出度が高かったり、手軽さで商品を選ぶ事は否めません。

その専門で無いと、真実の情報は得にくくなります。
毛の無い鶏まで、作れる人間の知恵というのは、果てしなく、続きます。パッケージや広告に影響され、何となくそうしているという便利な世の中に流されない様にしたい。知った上で判断したいなとエシカル消費という言葉を聞いて思いました。

今日の美肌メソッドは、直接的ではありませんが、健康な精神と身体を守る食べ物や、消費行動、ライフスタイルを指すエシカル消費について、勉強してきたことを、私の感想を含め書こうと思います。

エシカル消費って?

何かを買う時、お野菜や、果物であれば、鮮度や、品質、価格、安全性について、思いを巡らせると思います。それだけでは無く、地球環境や、社会貢献に配慮した、社会の為になるものや、サービスを積極的に消費行動に取り入れる、そうでない商品を買わない 『論理的に正しい』ライフスタイルや消費行動という意味で英国から始まったそうです。

その1.持続可能かどうか

大量生産、大量消費、大量廃棄という現在の経済循環を見直し、持続可能な、これからの社会を構築するために考える消費。

その2.エコやロハスに止まらない、社会的課題に配慮

環境への配慮や健康的なライフスタイルだけでなく、エコやロハスでカバーできなかった、社会的課題に配慮したもの
被災地の復興や、途上国支援になるものを選ぶ。

その3.商品が誰によって、どう作られたか。

なるべく国産のもの、近い土地で作られたものを食べるようにする。モノの裏側にあるテーマを考える買い物。誰がどう作って、ここまで届いたのかを知って、選んで買う、食べる。

その4.犠牲が無い上に成り立っている商品

その商品は、児童労働や、子供の奴隷によって作られていないでしょうか?ファストファッションやデニムのダメージ加工を、子供を奴隷の様に使い、作っている途上国の様子をNHKの番組で見た事があります。安価過ぎるものには、そういった犠牲が伴っている事が多いのかもしれません。

また、高価なジュエリーの素材である金や、プラチナなどの貴金属、ダイヤモンドなどの採掘についても、アジアやアフリカで、奴隷労働の様に過酷だという惨状についても映画でやっていました。

強制労働・児童労働など、今の日本の生活では考えられない事が、遠い国では実際に行われているんですね。

買う理由、買わない理由をしっかり持つ

CMや広告、安いから、何となく・・人に強く勧められたから・・裏側を知る事無く、そういった消費活動が多いから、本当に費用をかけないといけない事がおざなりになり、広告宣伝費用ばかりが嵩む世の中になっている様に思います。

そんな事は関係無い、モノの裏側にあるテーマを考え消費するシビアな目が、当たり前になれば、お金の流れも変わり、大きな格差が出ないのでは無いでしょうか・・。

課題

その商品が本当に環境、社会にとって、良い商品か、消費者側がしっかり判断することが、これから増々必要となってくるのだと思います。安いから、便利だからというだけの食べ物は、何でできているのでしょうか・・。身体は食べたもので作られます。それが健康を害しているかもしれません。

スーパーで信じられない価格で、売られている食べ物の裏側の事情を知った上で、それでも買いたいと思うでしょうか・・。安価で販売しつつ大きな利益を稼ぎ出す裏側にはブラック労働や、安く買い叩くことで、生産者が貧困にあえいでいるかもしれません。

お店で直ぐに出てくる安価なファストフードを食べる事で、知らない間に体調を怖し、本来集中すべき事に力を注げていないかもしれないのです。

エシカル消費と言われても漠然としすぎているかもしれませんが、これからは足元を見つめ考える、消費行動をする時代になっていくのだと思います。

一過性のものでは無く、若い世代の価値観やライフスタイル自体が、モノに溢れ便利に思える一方で、世の中全体がややこしくなり、ストレス社会、景気の低迷など、幸せになっている人が少ないという状況を目にして、変わっていく方向にあるというか、昔に戻っていっているんだなぁと書いていて思います。

顔が見える、気心知れた人のお店でお野菜や、お肉を買い、調理しいただく、昔がそうだったように。現代では、便利さに隠れ一見面倒に見えがちですが、シンプルでベストな状態があるように思います。

『倫理的でない』と考える、何となくそう思う消費活動は、NOと言える勇気を持つ事も大前提だと思いますし、良く考え見極める事が全てにおいて必要になってくるのだと思います。

【最後に】
エシカル消費について、ずっと興味をお持ちで実践されているお客様もあったかと思います。私は初めて聞く言葉で、価値観と合う気がして、今日は書いてみました。またご意見があればご質問メールからお気軽にお聞かせください。

(エクレイズム会員様限定、個別のアドバイスも行なっています!カウンセリング無料です。)

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この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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