こんにちは!エステティシャン 冨永 雅代です。
このお仕事をしていると、定期的に「エステティシャンにどうやったらなれるか?」と聞かれる機会があります。この業種ほど参入障壁が低い仕事は無いかもしれませんね。
まず、スクールは色々な種類のもの、高校生として学ぶ様なもの、専門学校で1~2年通うもの、通信教育、また子育てなどを終えられた第二の人生の方向けのもの。など・・沢山あり過ぎます。
でも、学んだとしても、整ったサロンに勤務できるのは若くてスタミナがある優秀な人だけです。開業は簡単に誰でもできますが、集客ができません。今はもう集客方法が無いように思います。(お金に糸目を付けない場合もしくは、特別にバイタリティの有る方以外は。)
女性の人脈の多い方は、お友達を対象にサロンをされるのは良いかもしれません。実際にモデル・ホステスさん、芸能関係の方もエステを学び開業される方が多いです。
また、ちょっと学んで、趣味として人を触ってあげるには、エステティシャンの学ぶことは幅広くありすぎて、実践しにくい感じがします。じゃあ、最初からアロマセラピストなどのボディのマッサージに特化して学ぶという方もありますが、設備においてもゆったりとお休みいただけるスペースが必要になります。
例えばネイルであれば、自宅のダイニングテーブルでもできます。
また、体力勝負なのと、意外と身体の構造は奥深く、20代で集中して学んでない人は、途中で挫折してしまうケースを多くみてきました。
お勤めしたとしても、ハードワークの割にはお給料が安い事が殆んどで「お客様に気持ちよくなって喜んでもらいたい!」と純粋な想い無しには難しく、やっぱり向こう見ずな若い時こそできる様に思います。
私もエステが大好きで、通っています。今お願いしている人は30代後半で、上記のプロセスを経てエステティシャンになっています。お客様想いで一生懸命、優秀ですが「3年くらい前から止めたいと思う様になった」と先日言っていました。
気持は手に取るようにわかるので、何て返せば良いか分かりません。ほんとにしんどい仕事で、年齢と共に厳しいですね。
私がこの仕事に就いた頃は、良い時代、この仕事に夢中になれる良い環境でした。今もずっとお付き合いいただいているお客様がいて、ご相談にアドバイスができたり、自分自身の身体の管理ができたり、お蔭だなぁと思っています。
最近は、変わってきましたね。エステティックは技術が命です。それについて注目される事も少なくなってきているし、それをお客様に分ってもらえなくなっています。
エステティックや、セラピー 目に見えない技術を売る業態自体が衰退していくと感じています。
スクールビジネスや、個人サロン向けに物を売る業者はマダマダ活気づいていて、誘惑は溢れています。でも、何を習得したとてお客様がいないので、授業料だけ沢山払って。。というケースに成りかねませんので、趣味と割り切るか、アテになる人を見つけて始めるか、しないかを決める必要がありますね。
どちらにしろ、私は反対ですけれど。美しくなる事にも選択肢と情報が増えすぎました。
もし、私が今20代で、この仕事を始めるとしたら、日本では学びません。海外でカウンセリングと技術を心底学んで、揺るぎの無いものを習得してからスタートします。特徴があり過ぎるものしか、もう見つけてもらえない時代です。
今の状況は良かったなって、感謝しています(*^▽^*)
私を信頼して助言を求められる事はいつも嬉しくて、その方の求めてらっしゃるものもそれぞれだと思うので、良く見てお答えする様にしています。書ききれない色々なケースがありますから。
この記事を書いた人
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1971年3月24日生まれ AB型 美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。
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