こんにちは！エステティシャン 冨永雅代です。
年内最終の 冨永 雅代の美肌メソッドです。今年もご覧いただきまして有難うございました！
今日は、亜鉛の不足について。「亜鉛って何？」と思われる方も多いと思いますが、亜鉛は鉄の次に多く体内にあり、様々な働きをする重要な、キーミネラルです。（ミネラルは身体の各所で、ネジの様に働き、コントロールに必要な栄養です）不足すると味覚障害が起きることで有名ですが、髪やお肌の健康にも欠かせない栄養で、抜け毛や肌荒れなど、トラブルやお悩みによっては亜鉛の補給ををおすすめする事で、ヒットし、良い働きをする事があります。
私も、薄毛で深刻に悩んだ時期がありました。その時にアミノ酸と亜鉛のサプリメントを補給し、薄毛が気にならなくなった事を実感しています。
今日は亜鉛と美容の関係について解説いたします。
お肌と亜鉛の関係
若々しいお肌を作る
古い細胞が新しい細胞に入れ替わることでお肌は生まれ変わり、若々しさを保つことができます。この新陳代謝に関係する酵素の多くが、亜鉛を材料としています。
亜鉛が不足すると、お肌に若い細胞が供給されなくなり、逆に古い角質がお肌表面にいつまでも残る、角質肥厚があらわれます。お肌がゴワゴワ、ざらざらした感触になり、毛穴も目立ってきます。
お肌の弾力を生むコラーゲンの合成にも関わっています。酷い乾燥肌や皮膚炎も亜鉛不足によって引き起こされる事が多く、その改善にも役立ちます。
老化のもと活性酸素の除去
紫外線やストレスを受けると体内で発生する活性酸素は、細胞を傷つけ老化を促進します。これに対抗する体内酵素も亜鉛が材料になっています。
育毛にも
髪の成長は毛根の栄養状態に左右されています。亜鉛は毛根に多く含まれ、健康な髪を育成します。亜鉛は髪のツヤを生むキューティクルの形成にも関わっています。抜け毛、薄毛に悩んでいる、髪が細く切れやすいなどでお困りの方に最もおすすめしている栄養です。文頭にも書きましたが、亜鉛の補給はアミノ酸と同時に、薄毛に行う最初のアプローチです。
亜鉛の働きは皮膚にとどまらず、順調な妊娠、糖尿病の予防、骨の強化など、全身に深くかかわるミネラルです。
不足しがちな亜鉛
亜鉛は体内で作ることができません。日本の土壌はミネラルが少なく、そこから取れる作物のミネラル含有量も低いです。また、忙しいと頼ってしまいがちな加工食品や精製された穀類には亜鉛はほとんど含まれていません。主食がごはんからパンに移行しているのも亜鉛不足に関係しているといわれています。
また、お酒を分解するのにも利用されるため飲酒が多い方はそれだけ不足しています。亜鉛不足の症状として、二日酔いが起きやすくなります。
亜鉛を取り入れるには
牡蠣・ウナギは亜鉛を多く含む食材はとして有名ですが日常的に食べるものではありませんね。含有量は劣りますが卵や納豆、チーズなどなら手軽に取り入れます。
一緒にとると効果的！！
□ 動物性たんぱく質
お肉や卵など、動物性のタンパク質に含まれる成分が亜鉛の吸収を高めてくれます。亜鉛を多く含むレバーや卵を食べれば吸収もよくなってお得ですね。
□ ビタミンＣ＋クエン酸
お酢などに含まれるクエン酸は、ミネラルを包み込んで酸化を防ぎながら吸収を高める作用があります。ビタミンＣはそれを助けてくれます。
スキンケアは内と外からバランスよく
亜鉛不足はアトピー性皮膚炎にも関係しているといわれていて、不足すると肌老化にとどまらず、皮膚病・トラブルに繋がります。皮膚科ですと、塗り薬による治療が一般的で、内面の栄養不足は見落とされがちです。お薬はその場しのぎで、本当の改善にはつながりません。
年齢を重ねるほど、栄養の吸収が落ち、内側からの肌不調が起きやすくなります。手を尽くしても改善しない、どうしたらいいかわからない肌トラブルも、お気軽にご相談ください。スキンケアと栄養の両面から最適なお手入れをご提案いたします。
最後までご覧いただきまして、有難うございます！ 新しい年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
この記事を書いた人
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１９７１年3月２４日生まれ ＡＢ型 美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。
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