乾燥肌・敏感肌 美肌メソッド

敏感乾燥肌の原因は肌のいじりすぎ

こんにちは!エステティシャン 冨永雅代です。
DSC_4055[1]

スキンケア化粧品の多様化、誤った情報の錯綜、ストレス・・敏感肌のトラブルが年々増加し、季節も選ばないような広がりなのだなぁ。とお客様からのお問合せで感じます。

思うのは、敏感肌は現代的な、人によって生み出された肌トラブル。私がエステティシャンになりたての頃(20年前)は、肌のお悩みといえば老化トラブル―シミ、シワ、たるみetc・・『自然現象で起きるもの』でした。あったのかもしれないけれど、あまり聞きませんでしたね。。

それが今では、お問い合わせを受けてお話をしても、トラブルが複雑で根深いことが多く一筋縄ではいきません。

改善策は本当に十人十色で、カスタマイズが必要ですが、原因についてはスキンケアで肌を必要以上にいじり、負荷をかけたり、誤った(騙された)ケアで、どうしようもない肌になった方もあります。

敏感乾燥肌を助長する肌のいじりすぎ

触れるのが怖いほど肌が薄い敏感肌の方は、傾向として、昔スキンケアに熱心でやり過ぎた場合が多いです。様々な製品や施術をやり過ぎ、渡り歩いてきた結果、お肌が極限まで弱ってしまうんです。

取り去るケアのやりすぎ

必要以上に強力なピーリングを受けている方が多いです。ピーリングは物理的に皮膚を削ります。どうなるか解らない一か八かの事なのに、騙されてハーブピールなどをエステで受けられた方もあります。(恐ろしい事です。見識のあるエステティシャンは絶対手を出しません。売上が見込める、技術が不要、インパクト、宣伝にはなりますが。)

ピーリングはお肌の明るさ、滑らかさに即効性があるのでクセになる場合もありますが、それが原因で後々トラブルに悩む方も。必要な肌の方もあるし、負担になる場合もあります。見極めが必要な手法なのに、むやみに流行させていた頃もありましたね・・100%悪いとは思いませんが、製品の種類、受けるサロンの場所、タイミングなど見極めが必要です。

また、ニキビへのコンプレックスから過剰に皮脂を奪う洗顔を続けている場合も。乾燥し、免疫力の落ちたお肌は、防衛のために皮脂を過剰に分泌したり、炎症を起こしやすくなります。

製品の試しすぎ

美容情報に敏感で、結果を焦る方は、いろんな製品を次々試されます。それが負担になって、長い年月をかけて不安定なコンディションに陥っていくんですね。お肌はいくらでも再生可能ではありません。(そして思い通りに行かない事に焦り、さらにいろんな製品を試されるのです。)

参考⇒新しもの好きさんは注意!スキンケアを短期で変えるリスク

昔に比べてお化粧品の種類が爆発的に増えて、ネットや専門誌で次々刺激的な情報が出回るので惑わされやすい土壌があって、(メーカーも新しいものを発信しないと、売上を維持できない事情を抱えています。)敏感肌の方が増えているんだと思います。

油分の与えすぎ

保湿=油分の多いリッチなクリーム、という思い込みで、乾燥する季節は油分に頼りすぎる傾向があります。

でも、年齢肌の乾燥は肌内部の水分不足が発端。いくら表面を油分で覆っても、お肌の状態は改善しません。また、油分は黄色人種の肌をくすみやすくすします。

参考⇒『保水』でお肌内部の水切れを防ぎましょう。『保湿』だけでは乾燥します。

過剰な油分は洗顔で落としきれずお肌に残留し、化粧水や美容液の浸透も妨げてしまいます。

そのまま水分が失われ続けると、潤いの壁が薄くなり、刺激や紫外線のダメージが直接的に肌内部に入り込むようになり、敏感肌になります。

他にも、前に注意させていただいた蒸しタオルの温めケアなど、「気軽にできる小技」みたいなものに危険なものも多く存在します。

お肌表面より、内面ケアが必要な場合も

トラブルによっては、内面ケア(栄養、睡眠、血流、ストレス解消など)のほうが必要な場合が多くあります。毎日のご自身の習慣が悪い事に気付かれていない事も多々あります。

スキンケアで頑張っても頑張っても成果が出ない!とますますいじりすぎの沼にハマってしまうことがあります。

肌トラブル=肌に手を加えることで解決、という狭い思い込みは捨てて、問題は別のところにあるのかも・・・と一度引いて考えていていただきたいです。

栄養とお肌の関係についてはこちら>>>

参考→寒さで肌が老化する。乾燥よりも危険な血行不良を防ぐには。

新鮮な流行よりも、普遍の真実

スキンケアは次々新しいものが出て、きらびやかなので、追いかけたり、選んだりすること自体にも楽しさがあるのは事実です。ですが、現代では有益な新発見より、見せかけだけの新しさや、操作された情報があまりにも多すぎます。(どこも競争で大変で、本来の目的を見失いつつあるように思います。)

便利なように見えて、リスクやコストが大きくなっています。

参考⇒スキンケアのクチコミが信用できない理由

対して、はるか前からお肌の構造や、本当にいいものは普遍的で変わりがありません。そちらを軸に、シンプルに本質的なケアにまず、励まれることをおすすめします。

ご自身のお肌にとって、本質的に必要なケアは何か、解決へのシンプルなケアは何か迷われた際は、ぜひ私にご相談ください。

toiawase

この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

詳しいプロフィールはこちら

-乾燥肌・敏感肌, 美肌メソッド