栄養とお肌の関係 美肌メソッド

貧血と便秘は共犯関係。下剤に頼る前に鉄分を見直しましょう。

貧血で便秘になる
こんにちは。エステティシャン 冨永雅代です。

貧血と便秘、どちらもお肌に悪いのは常識ですね。両方に慢性的に悩んでいる女性は多いです。

でも、貧血が便秘の原因の1つ、ということはご存知ですか?

貧血で便秘になる

鉄は体を維持するとても重要で当たり前な栄養素なので、体内での不足は多方面に影響を及ぼします。

妊娠・出産や、生理の時になぜか便秘になってしまう…

そんな経験ありませんか?

貧血になると、血流がとどこおり、体が冷えます。老廃物が排泄されにくくなり、体にたまってしまいます。

また、少ない血液の量を保つため水分が利用されるので、腸に水分が回らず、便が固くなります。

間違った貧血・便秘対策は体に負担をかけます

貧血・便秘で悩んでいる人が多い分、 そうした人をターゲットにした商品も沢山販売されていますね。

でも、気を付けて選ばないと、問題が改善しないだけでなく、 更に身体を冷やし、鉄欠乏症状を加速させます。

健康を害してしまうことに繋がり、 もちろんお肌の老化は早く進みます。

非ヘム鉄の鉄剤・鉄サプリは便秘を誘発する

医療機関で処方された鉄剤や、一般的に販売されている鉄サプリで、胃がムカムカしたり、便秘になった経験がある方は結構多いです。

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類あって、一般にサプリ等で使用される非ヘム鉄は、副作用として胃腸に負担をかける傾向があるようです。

これがいやで、「貧血は困るけれど鉄サプリは摂りたくない」というお声を良くお聞きします。

下剤は腸を傷め、身体を冷やす

便秘解消で使われる事の多い 下剤や下剤成分入りの飲料は、『飲まないと出ない』という乱用状態に陥りやすく、注意が必要です。

下剤の刺激で腸が弱くなると、腸の血流が悪くなり、さらに便秘しやすくなります。

その他の内臓にも負担をかけることで、体全体が冷えやすくなり、さらなる血流停滞に繋がっていくのです。

鉄分の不足という大元の原因を改善せずに、対処療法で薬に頼るのは、終わりのない消耗戦にしかなりません。

貧血改善にはヘム鉄が必要

貧血とそれに伴う便秘を改善するには、胃腸に優しく、吸収の高い"ヘム鉄"の摂取が必要です。

ヘム鉄は、お肉や魚などの動物性食品に含まれています。

「便秘だから、食物繊維!」と野菜ばかり食べているのも、鉄分の補給と言う点では問題なのです。

女性は出産・毎月の生理と、常に鉄不足にさらされます。

かなり意識して大量に鉄を補給しないと、お体とお肌だけでなく、精神面にも鉄欠乏が表れます。

出産を経験した女性のほとんどは鉄欠乏で、風邪を引きやすい、体がだるい、気持ちが不安定になりがち。

血色が悪く、くすみ、ハリが無くたるんでいるのも、全ての機能の調整に不可欠な鉄が不足しているからと 言えます。

そこで私がおすすめしているのが、数少ないヘム鉄のサプリメント、 ケンビファミリー ヘム鉄αFe8です。

ヘム鉄

さらに、鉄分の吸収を高めるために、ビタミンCを一緒に飲むことをいつもおすすめしていますが、ビタミンCは便を柔らかくし、快便に貢献してくれることもあり、ヘム鉄+ビタミンCセットでの摂取が本当におすすめです。


ビタミンC+鉄サプリ
ヘム鉄+ビタミンCで貧血解消!美肌セット

私もこの2つは常に欠かさず飲んでいて、便秘に悩まされたことは一度もありません。

さいごに

鉄は、便秘・貧血の解消以外にもたくさんの美肌効果を持つ栄養です。積極的に補ってください。

お肌と内面は密接に関わっています。美肌を作ることは、健康な体を作る事でもあります。

手軽に見える解決法は、最後には回り道となってしまいます。

長年お悩みの肌トラブルは、内面不調が原因かもしれません。

私はお肌のプロとして、皮膚表面のことだけでなく、体調や環境など背景も含め、総合的にカウンセリング・アドバイスいたします。

間違った方法でお肌と体を損なう前に、 ぜひご相談下さい。

この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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