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欧米のマネでは綺麗になれない!日本人の肌にあったスキンケアとは?

日本人の肌

こんにちは。エステティシャン 冨永雅代です。

有名なお化粧品というと、やはり海外の高級ブランド。色んな化粧品会社やサロンからカタログやDMが沢山届きますが、イメージはたいてい白人女性。

でも、表皮が透けるように薄く繊細な日本人には特有の肌の美しさがあり、 独自の肌質に焦点を当てたスキンケアが必要です。

海外のスキンケアの方が進んでいる?

ヨーロッパには伝統的な美容の歴史が根深く、エステティック発祥の地でもあります。 サロンキャビンの雰囲気は、美しく高級感があり、本格的。向こうのものの方が化粧品の種類も豊富です。


パリのサロン

▼パリで受けたエステのお話▼
ハマム(スチームサウナ)SPA でアロママッサージ paris

私のエステもフランス流の"ソワン・エステティック"が基本になっています。

フランスでは、どの女性にも行きつけのエステサロンがあり、娘が一定の年齢になったら、母親が連れていくようになるそうです。

プロによる定期的なエステティックが通常で、自己管理の精神が、美容が生活と文化に根付いています。エステティシャンの地位も高く、プロフェッショナルです。

ですので、美容と健康についての意識はヨーロッパの方が本質的で高いと思います。というよりも、健康、身体の管理をすることが当たり前なのです。日本は高度な保険医療システムがありますので、ケアとメンテナンスをするよりも、病気になるまでギリギリ無理をして、病気になったら、病院 お薬の方が多いですよね。

また、お顔の肌だけを気にして身体全体の健康を見ることはしなかったり。。

ですので、、向こうののスキンケアだけを取ってきてそのまま取り入れても、日本人が同じようにきれいになれるかというと、 残念ながら違います。

これは、20年以上の職業に付き、実際にお客さまのお肌で感じたことです。

黄色人種の肌と白人の肌の違い

真皮の上に角質層があって・・・というお肌の基本構造は、人種関係なく皆一緒です。お肌の違いの多くは、生活習慣と外部環境から生まれます。

日本とヨーロッパでは、環境が全く違います。

湿潤な気候の日本に対し、ヨーロッパは乾燥しています。 水はミネラル豊富な硬質です。

そのため白人は角質がぶ厚く、日本人はその3分の2ほどしか無いと言われています。

対して、皮脂の分泌は気温の高い地域に住む日本人の方が活発です。

日照時間の短い地域に住む白人種はメラニンが出来にくく、肌色のトーンが明るいので、肌質が目立ちにくい、(飛ばしてしまう)くすみが目立ちにくいというメリットがあります。

これだけお肌が違えば、スキンケアの方法も違ってくるのは当然ですね。

日本人の肌質に合ったスキンケア

この様な違いを踏まえて、日本人のスキンケアで注意が必要なポイントをご紹介します。

きちんと洗顔をして汚れを落とす

皮脂の分泌が多い日本人は、老廃物が皮膚に不着しやすく洗顔がとても大切です。
汚れや皮脂を残してしまうと、酸化して肌にダメージを与えたり、毛穴の詰まりの原因になります。

ヨーロッパは硬水が皮膚を乾燥させ使いづらいため、クレンジングは洗い流さず、化粧水で拭き取るというフランス式洗顔が主流です。極度の乾燥肌の方にはいいかもしれませんが、日本人がこれをすると角質肥厚とくすみ、毛穴が目立ちやすくなります。

参考→ダブル洗顔はエイジングケアの味方。

ピーリングは必要ですが刺激の強いものは避ける

年齢と共にたまりやすくなる不要な角質は肌老化の原因になるので、取り去るケアが必要です。

日本人は角質層が薄いので、酸を用いた強力なピーリングは肌を傷める原因になります。ピーリングは安全でお肌に優しいものを慎重に選びましょう。

美白ケアをする

メラニンの生成が活発で、顔の明度が低く、クスミも目立ちやすい日本人は、シミを予防し、透明感と明るさをキープする美白ケアが必要です。

お肌が白く明るくなるだけで、若々しい印象になり、ちょっとした肌トラブル程度なら目立たなくなります。夏だけでなく、年間を通して継続しましょう。

油分の多いクリームはクスミの原因になるので多用しない

乾燥の激しいヨーロッパでは、スキンケアと言えばクリームです。海外ブランドのスキンケアでも、何万円もするクリームが有名です。

しかし、日本人の肌は油分の多いクリームを使って行くうちに、黄色くくすんでしまう傾向があります。

1月・2月の乾燥が厳しい時期の保護以外では、できるだけ使用を控えてほしい。私の考え方です。

美容液で肌内部をうるおし、くすみにくいジェル(ゲル)クリームを使うのがおすすめです。

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一人一人のお肌それぞれが特別

白人、黄色人という人種の違いだけでなく、お肌は一人一人違うので、その人にあったケアをきちんと選ぶことが大切です。

有名人が使っているから。
友達が使っていて調子がよさそうだから。
ネットの口コミがいいから。

他人基準は、全く参考になりません。

お友達のオススメも、一過性のもので、責任は無いと思いますので、 ご注意ください。

何がご自身にとっていいのか、わからなくなったときは、お肌のプロにお気軽にご相談下さい。

肌が薄い日本人が陥りやすい敏感肌について
参考→お肌の薄さ、限界になる前に。角質層を育てて敏感肌克服!

この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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