美肌メソッド

年齢肌のセラミド減少。原因と対策!やはりエイジングケアは代謝が鍵なんです

セラミドと代謝の関係
こんにちは。エステティシャン 冨永雅代です。

お肌の潤いを保つセラミドは、20歳をピークに年齢とともに減少していきます。さらに、もう一つ年齢肌にはセラミドが作り出せず、不足してしまう落とし穴があります。

それが代謝(ターンオーバー)の低下なんです。

なぜセラミドの不足が致命的なのか

コラーゲン、ヒアルロン酸、コエンザイム・・・年齢とともに減少して皮膚が老化してしまう、お肌の構成物は、セラミド以外にも沢山あります。

そんな中、私が基本のスキンケアにセラミドを採用したのは、美肌成分の接着剤的な役割を果たす、皮膚に1番に必要な本当の基礎だからです。

角質層の水分のうち、なんと80%をセラミドが守っていると言われています。お肌のバリア機能を果たしながら、 表皮(外側)と真皮(内側)を密着させギュっとハリのある若々しい皮膚を構成しています。

角質層の水分グラフ

アトピーや敏感肌は、セラミドの生産能力が非常に低くなることが原因の一つです。

セラミドが減少すると、お肌の乾燥に始まり、真皮層の破壊、シワ・タルミへと進行し、様々な老化が進んでいきます。お肌の構成成分も崩れ、外から補う他の美容成分も定着しにくくなります。

セラミドが老化の鍵を握っていると言っても過言では無いのです。

細胞間脂質のセラミドはターンオーバーによって作られる

セラミドは、細胞間脂質という名前があらわすとおり、皮膚の細胞の外側にあるすき間を埋める物質です。

実は、セラミドがお肌の奥で生まれたばかりのときは、若い細胞の”内部”に含まれています。

新しい細胞が次々生まれ、古い細胞が外に向かって押し出されていき、角質層に達したとき、細胞から核がなくなります。そのときに細胞の中にあったセラミドが外に放出され、細胞間脂質になるのです。

この、新しい細胞ができて、外に押し出され、最終的には垢として剥がれ落ちるまでのサイクルを、お肌の代謝、ターンオーバーといいます。

年齢肌は、ターンオーバーのサイクルが遅く鈍くなります。これにあわせて、セラミドの生成も遅れ、結果、細胞間脂質のセラミドが足りなくなるのです。

セラミド補給と代謝の活性は同時進行で

年齢肌を若々しい皮膚状態に導くエイジングケアは、セラミドを補うことと代謝アップがセットになっていることが理想です。

代謝が低下するとセラミドが減りますが、セラミドが足りないとさらに代謝が下がります。代謝を上げるための美容成分の効果も出にくくなります。

セラミドを補えば潤いますが、代謝が改善しなければ根本的な改善はできません。年齢と共にますます減っていくので、補給が忙しくなってしまいます。

つまり、代謝とセラミド補給は同時進行でケアする必要があるのです。

今まで、WホワイトCエステセラムやFDエッセンスなど、代謝を活性化するお化粧品を作ってきました。その代謝効果を高め、補い合うために、今回は、セラミドコスメを作りました。

エステティックトミナガ セラミドコスメについて詳しくはこちらをご覧ください>>>

美容上級者様は、あわせてご使用いただき、相乗効果を実感していただきたいと思います。

まとめ

セラミドの減少を始め、シミ・シワ・たるみ・くすみ・毛穴・吹き出物・・・全ての年齢肌トラブルの原因に代謝の低下があります。

個々のトラブルだけに惑わされず、新陳代謝(ターンオーバー)の向上を重視するのが、本質的なエイジングケアです。本当にお肌に良い変化が現れるには、目的にきちんとあったお化粧品選びと、使用方法が理に叶っていなくてはいけません。

何をしても肌老化が止まらない、何から手を付けて良いのか解らない。悩みが改善しなくてお困りの際は、 ぜひ一度私にご相談頂ければと思います。


実際のお肌に触れてきた経験から、お一人お一人に合わせた最適なアドバイスをいたします。

この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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